はじめまして!SUNACE行政書士事務所の代表洲之内優太です。
本日のテーマは、「え?! 売電できない!? 太陽光パネル付き中古物件を購入したのに太陽光発電設備の名義変更をしていないから大損こいた」です。
不動産のオーナー様と営業が忙しい不動産営業担当者様向けにわかりやすくポイントをまとめました。
悲惨な現実
設置太陽光パネルは国(経済産業省)に登録されている
せっかく太陽光パネル付きの家を買っても、太陽光パネルの名義変更(事業計画認定の変更届出)を忘れると、売電収入が途絶えたり、将来的なメンテナンスの通知が届かなかったりと、さまざまなトラブルの元になります。
「家を売った・買ったから太陽光パネルの名義も自動的に切り替わる」ものではないという点を覚えておいてください。
売電までの遠い道のり
中古物件購入~太陽光パネル名義変更~電力会社との契約
太陽光パネル付きの中古物件購入おめでとうございます。さぁ、ここからが長い道のりです。不動産売買契約を締結したら、次に太陽パネルの名義変更手続きを行います。この手続きが終わったら電力会社(電力を購入してもらう)との契約を締結しやっと売電開始になります。
太陽光パネル名義変更(事業計画変更申請)
太陽光パネル(設備)の名義変更は、固定価格買取制度(FIT)の「事業計画認定」変更申請が必須です。売買・贈与・相続などで所有者が変わった場合、JPEA代行申請センター(FIT認定申請システム)にてオンラインで申請します。手続きは1~3ヶ月程度かかり、電力会社やメンテナンス契約の変更も別途必要になります。
電力会社との契約
上記変更認定申請の写しと口座情報を用紙に記入して電力会社に申し込みをおこない売電開始に。
ここまで早くても2か月、長いと半年かかることもあるので不動産売買契約時から不動産会社の方や行政書士に相談しておきましょう。
覚えておいてほしい言葉
- 設備ID: 太陽光パネル一台ごとに割り振られた、「マイナンバー」
- 事業者ID・パスワード: 経済産業省の申請システム(電子申請)にログインするための鍵。これがないと、手続きの難易度が跳ね上がります。
- FIT(フィット): 固定価格買い取り制度のこと。「あと何年、いくらで売れるか」という権利そのもの。
不動産売買時:この段階で準備すべきこと
引き渡し後に「前所有者と連絡がつかない!」となると大変です。
そうならないように契約~決済のタイミングで以下の書類を揃えましょう。
1. 売主様から受け取る「ログイン情報」
- 事業者ID・パスワード:IDはアルファベット4つ数字4つ)
- 設備ID :(A・S・T・F・6・7・8から始まる10桁の英数字) ※これらを紛失している場合、再発行に数週間〜1ヶ月かかるため、媒介契約の段階で確認しておくのがベストです。
2. 必要書類のセット
手続きには、売主・買主双方の「協力」が必要です。
- 住民票の写し:売主様・買主様の両方。
- 印鑑証明書: 売主様・買主様の両方。
- 委任状: 行政書士などの専門家へ依頼する場合、双方の署名捺印が必要です。
- 譲渡証明書: 「確かに譲り渡しました」という証明書類。
この書類を持って行政書士に相談しにきてくださるお客様は神です。
迅速に売電まで進むこと間違いなし。
スケジュール感:完了まで「数ヶ月」の長期戦
太陽光の名義変更は、書類を出して即完了…とはいきません。審査を行うJPEA(太陽光発電設備等情報照合センター)の混雑状況によりますが、一般的な流れは以下の通りです。
ステップ内容目安期間
① 準備 IDの確認・書類の収集1週間〜2週間
② 電子申請システムへの入力・申請数日
③ 審査等待ち経済産業省(JPEA)での審査1ヶ月 〜 3ヶ月
④ 完了認定証の発行・電力会社への連絡完了後すぐ
最後に:難しいことは「丸投げ」でOK
太陽光の手続きは、書類の不備ひとつで数ヶ月単位のタイムロスが発生します。不動産営業様にとっては「本業の決済業務」に集中していただくため、そして買主様にとっては「安心な新生活」のため、我々行政書士が伴走します。
「このIDで大丈夫かな?」「書類は何が必要?」と迷ったら、お気軽にご相談ください。


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